私は小学校1年生の息子と、2歳の娘がいるのですが、毎日、笑ったり、怒ったり、泣いたりとその子育ての過程も楽しいと思いつつ、なかなか大変ですよね…。
「勉強しなさい」「宿題をしなさい」といっても、ダラダラとしていてやらない少年、「自分で!自分で!」といって聞かない娘と悪戦苦闘しております。
その毎日を少しでもいい方向にできないかなと読んだ本
に書かれていた伝え方をしたら、子供の行動が少し変わったのでご紹介です。
著者の坪田 信貴さんはビリギャルこと「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を書かれ、ビリギャルを育てた先生で有名な方ですね。
子供の可能性を潰す親にはなりたくないと思うのは、皆さん当たり前だとおもうのですが、何気ない一言が子供の可能性を摘んでいたりすることもあるということを学ばせて頂きました。
子育て中の多くの方がこの本を読まれて、書かれていることを意識しながら子供と会話し、その子供や親がより活き活きと毎日を暮らせたらいいなと思いましたので、その中身の一部をここでご紹介します。
私がこの本を読んで意識し始めたポイントは、以下の3つです。
- 子供と一緒にルールを作る
- 子供に呪いをかけない
- 子供への説明を怠らない
子供と一緒にルールを作る
少し前まで、息子に制限なくiPadを使わせてしまっていたことから、「いい加減やめなさい!」と言っても、ずっと一日中ずっとゲームをやったり、YOUTUBEを見ていたりしたのですが、子供とのルールを一緒に作り、明文化することで、ゲームをするのがピタッと止まりました。
これは、現・LinkedIn日本代表の村上 巨さんが中学1年の息子さんに渡した「誓約書件スマートフォン貸与契約書」を例として、
- 利用時間は朝6時から夜9時までとする
- 原則として、リビングで利用する
- 本契約が守られなかったときは、一定期間の利用禁止を命じることができる
などを契約書のように文書化していると紹介されていたため、私の家でも子供と一緒にルールを決め、文書を張り出すことで守るようになりました。
参考:元ヤフー執行役員・村上臣がお子さんに渡した「誓約書兼スマートフォン貸与契約書」がガチだった
「いい加減やめなさい」といっても子供にとって基準がわからなかったりするので、1日30分、1時間とかルールを決めて運用することが大切だなと感じたので、子供とのルールづくりおすすめです。
子供に呪いをかけない
「〇〇は〜が苦手だもんね」「いつも言ったことを守れないじゃないの!」など、ついネガティブな言葉をそのままかけてしまうことはないでしょうか? 親から子供へこういったネガティブな声をかけることで、呪いのように子供は自分はそういう人だと認識し、そのとおりの人であろうとしてしまうそうです。
これは1960年代にハワード・ベッカーと社会学者が構築した「ラベリング理論」でも発表されており、特定の人が周りから「この人はこういう人だ」と言われることでそのような人であろうという心理が働くとのことです。
そのため、親としてはネガティブなラベルを貼ってしまわないように
「〜が苦手だもんね」ではなく「ここはできたね」と声をかけたり、
「いつも言ったことを守れないじゃないの!」ではなく、「今回は言ったことが守れなかったね」
というような言葉の使い方を意識することが大切です。
「いつもきれいにお片付けできるね」「引き算ができるようになっている」「投げるの上手だね」など、ポジティブな声をかけ続けることで何かにチャレンジすることに前向きな子になってほしいなと思います。
子供への説明を怠らない
子育てをしていると、「今忙しいから、あっちいってて」「時間がないから、早くしなさい!」と言わなくてはいけない場面が日常茶飯事ですよね。そんな時意識したほうがいいことは、「説明を怠らず、具体的に言うこと」です。
「今忙しいから、あっちいってて」ではなく、「今、仕事のメールを1本を送らないといけないから、30分後お話しよう」とか、
「時間がないから、早くしなさい」ではなく、より具体的に「時計の長い針が3のところになるまでにお家をでないと行けないから、それまでに服を脱いで、この服に着替えて、歯磨きをしようね」
とかですかね。
仕事で同僚になにか声をかけられたら、「今忙しいから後にして」で終わらず、「今は〇〇で忙しいから、いついつだったら大丈夫だから…」と忙しい理由や代わりの時間を確保しますよね?
子供がどうせ理解できないと説明をしないのではなく、何をしているのかなど丁寧に説明すること、「早くしなさい」などのアバウトな言葉ではなく、いつまでにどんなことをするのかを具体的に示すことが大事です。
とはいえ、その説明をしっかりしたとて言うことを聞かないときは聞かないんですけどね…。
この本で取り上げられていた例として、
「片付けなさい!」ではなく「元あった場所に戻そうね」
「ちゃんとしなさい!」ではなく、「お母さん(お父さん)みたいにやってごらん」
といった伝え方が紹介されていました。伝え方の工夫、まだまだできそうですね。
まとめ
以上、「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない -坪田 信貴さんを読んでこれから意識したいと思ったこと3つでした。
イヤイヤ絶頂期の2歳娘にはなかなかそれでも通用しませんが、iPadに取り憑かれていた息子がピタッと使うのをやめることができたのはこの本を読んだおかげかと思います。感謝!
誰もが初めての経験になるであろう「子育て」ですから、こういった本を読むのも大事だなと感じました。世の中のお父さん、お母さんがあまり子供とのコミュニケーションで悩み過ぎないように、お子さんの未来が明るくなるように、このような本がもっと読まれたらいいなと思います。以上、ご紹介でした。